妊娠と女性ホルモンの関係

適度なストレスは緊張感を生み、ものごとに対する努力を促すなど、生活によい影響を与えることもあります。うまくストレスとつきあっていくことができれば、より充実した生活が送れます。そのためには、生活習慣や食事のバランスに気をつけることも大切です。休息や栄養をきちんととって、ストレスに負けない体にしていきましょう。なんでも自分でかかえてしまいがちな人は、完璧をめざさない、悩みはだれかに相談するといった心がけも必要です。受けたストレスを解消するのに効果的な方法は心も体もリラックスすること。自分で意識してリラックスタイムをもちましょう。ゆったりとお茶を飲む、好きなアーティストの音楽を聴くなど、ほっと一息つける時間を生活にとり入れて。入浴、買い物、カラオケ、深呼吸など、自分にあったリラックス法、ストレス解消法をいくつか見つけ、ストレスをため込むことのないように、こまめに解消していきましよう。

妊娠や出産をすると、体のなかでさまざまな変化が起こります。その変化には、女性ホルモンが深くかかわつています。今は考えられない人も、将来赤ちやんを望んだときにあわてないよう、妊娠・出産のメカニズムを知つておきましょう。「JりF」とは、成熟した卵子が卵巣を飛び出すことをいいます。月経の周期が28日の場合、排卵日は最終月経の開始日から14日目ごろ。このころにセックスをすることで妊娠の可能性がでてきます。1回の射精で1億〜4億もの精子が腟内に飛び出しますが、子宮を通り卵管の先で卵子と出会えるのはほんのわずか。そのうち1匹の精子が卵子のなかに入り「受精」します。受精卵は細胞分裂をくり返しながら子宮へと移動し、子宮内膜に根を張り「着床」。これにより妊娠が成立します。

市販の妊娠判定薬で妊娠しているかどうかを調べることはできますが、子宮外妊娠などの異常がわからないので、必ず産婦人科を受診しましょう。最終月経の開始日と終了日、月経不順の有無、妊娠経験、過去の病歴、アレルギーの有無、現在の体調についてなどを聞かれる。妊娠すると分泌されるホルモンが尿中にあるかどうかを検査。貧血、母子の血液型適合、ウイルス感染や性感染症の有無を検査。医師が視診や触診をして、子宮の様子などを調べる。超音波を使って胎児の様子を画像で調べる。