ホルモン分泌と肌荒れ

ホルモン分泌と肌荒れ

ホルモン分泌と肌荒れ

勉強や仕事、人間関係、経済的なこと、引っ越しや結婚などの環境の変化や、暑さ寒さまで、私たちのまわりにはストレスの原因となることがいっぱい。ストレス社会といわれるほど、だれもがみんなストレスを受けて暮らしています。ストレスという刺激を長い期間受け続けていたり、とても強いストレスを受けたりすると、めまいや頭痛、一肩こり、冷え、イライラ、集中力の低下など、体や心にたくさんの不調があらわれます。この原因としてまずあげられるのが自律神経のバランスのくずれです。自律神経には、活動しているときに多く働く交感神経と、リラックスしているときに多く働く副交感神経があります。そして、そのふたつがうまくバランスをとりながら、血圧を上げたり下げたり、汗を出したりおさえたり、というように体をコントロールしています。それがストレスで交感神経ばかりが働くことになり、体や心が不安定になるのです。

 

自律神経の働きを調節しているのは脳の視床下部です。視床下部は、さまざまなホルモン分泌の調節も行っている器官で、下垂体に性腺刺激ホルモンを出すように指令する働きもしています。自律神経のバランスの乱れは、視床下部の調節機能を乱し、ホルモンの分泌にも影響を与えます。女性ホルモンの分泌も乱れてしまい、月経不順などが起こるのです。ストレスから月経が止まってしまったりするのは、このためです。みんなが同じようにたくさんのストレスを受けているのですが、ストレスの受け止め方は人それぞれ。同じできごとでも強いストレスを感じてしまう人と、たいしたストレスを感じない人がいます。その人の得意とするものなどによっても違いますが、一般的にストレスを強く受けてしまうのは、まじめで完壁をめざす、責任感が強い、頼まれたらいやといえないといったタイプの人です。


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