低用量ビルの副作用

低用量ビルの副作用

低用量ビルの副作用は?

副作用がほとんどない低用量ピルですが、人によっては薬を飲みはじめたときに、頭痛やむかつきを感じたり、むくんだり、乳房が張ったりすることもあります。でも、それも服用を続けるうちになくなるようです。低用量ピルの服用に注意が必要とされるのは、35歳以上で1日に15本以上喫煙している人。血管に血のかたまりがつまる血栓症になるリスクが高くなるとされているからです。そのほか、乳がんや子宮頸がん、子宮体がんにかかっている人、高血圧、ひどい頭痛もち、臓や腎臓、心臓などに疾患のある人なども、服用には注意が必要です。ただ、日本人には血栓症などの大きな副作用が起こるのはまれのようです。服用が可能かどうかは、その人の症状によっても違います。低用量ピルを手に入れるには婦人科を受診して処方してもらわなくてはならないため、気になることは医師とよく相談しましょう。妊娠をすぐに希望していないのであれば、副作用もほとんどなく長期間服用できる低用量ピルは、月経にともなう不調を改善し、よりよい生活を送るためにとても効果的な薬です。薬をやめれば排卵が起こり、妊娠できる状態になります。日本ではまだまだ活用する人は少ないですが、月経にまつわる不調が強く、毎月つらい思いをしているのなら、低用量ビルを使うのもひとつの方法です。3週間飲んで1週間休む2‐錠タイプ、飲み忘れを防ぐため、1週間は偽薬を使って毎日飲み続ける28錠タイプがあり、ホルモン量の違いなどで、いくつかの種類があります。自分にあったビルを見つけ、より快適な生活を手に入れましょう。定期的に検診を受ければより安心です。

 

 

低用量ビルのほかにも、女性ホルモンを含んだ薬や、ホルモンの分泌や働きをおさえる薬など、さまざまなホルモン剤があり、子宮内膜症などの治療に用いられるほか、乳がん治療に使われるものもあります。低用量ピルは月経にまつわるさまざまな不調に効果がありますが、閉経前後の更年期の不調には足りなくなった女性ホルモンを補うホルモン補充療法(HRT)という治療法が行われます。HRTで使われるホルモン剤にもいろいろなタイプがあります。どんな薬にもいえることですが、自分の使う薬の効果や副作用、特徴をよく知ったうえで、服用することが大切です。


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